【事業レポート】アリオス・バレエシアター2015「下村由理恵バレエ・リサイタル」

【事業データ】
日時:2015年6月20日(土)18:30開演、21日(日)14:00開演
会場:いわきアリオス 本館2階 中劇場
撮影:白土亮次
文 :萩原宏紀(企画制作課)

バレエをつくる楽しみと観る喜びが詰まった、いわきアリオスの「アリオス・バレエシアター」。昨年度は市民の皆さんといわきオリジナルのバレエ作品「ファンタジー」をつくりあげました。今年度は、日本屈指のバレエダンサー・下村由理恵さんを筆頭に、豪華な顔ぶれがいわきアリオスの舞台に揃い、「下村由理恵バレエ・リサイタル」をお贈りしました。

ご来場いただいたお客さまにはとても好評で、「また観たい!」という声も多くいただきました。今回は、残念ながら見逃してしまった方や、あの感動をもう一度味わいたい方のために、写真とともに「下村由理恵バレエ・リサイタル」を振り返ります。


今回の「下村由理恵バレエ・リサイタル」は2部構成。まずは第1部「オーケストラの為のポエム」です。下村由理恵バレエアンサンブルに所属するダンサーの皆さんと、ゲストダンサーの男性陣による華やかで楽しい舞台の幕開けです。


ガーシュウィンの音楽にのせて、男女の関係をユーモアたっぶりに描いた本作。様々なタイプの男性と女性が出会い、物語を紡いでいきます。



詳細画像

詳細画像
いつの時代も、どこの国でも、どんな方にも訪れる出会いと別れ。出会った瞬間の喜びと、別れの辛さは誰しも体験があるかと思います。様々な男女の関係に、自分自身を重ね合わせる瞬間もあったのではないでしょうか。

詳細画像
こちらのピエロ、実は演出・構成・振付の篠原聖一さんが演じました。皆さま、気づきましたか?

詳細画像
軽快なリズムとともに、第1部終演です。従来のバレエのイメージとはまったく違うと思われた方も多いのではないでしょうか? クラシックの名作とは違い、私たちが生きる時代に近い題材で描かれているので、肩の力を抜いて楽しんでいただけたのではないかと思います。


休憩をはさんで、第2部「The Fisherman and His Soul」の開演です。海をイメージしたブルーを基調にした照明が、鮮やかに人魚たちを浮かび上がらせます。ついに下村由理恵さんの登場です!

詳細画像
男女の関係がユーモラスに描かれた「オーケストラの為のポエム」から一転、こちらは人魚と人間(漁夫)の、決して結ばれることのない苦難の愛を描きます。下村さんの相手役として漁夫を演じるのは、新国立劇場バレエ団の登録プリンシパルである、山本隆之さん。日本を代表するバレエダンサーの共演に、目も心も奪われてしまいました。

詳細画像

詳細画像


住む世界の違う人魚と結ばれるため、自分自身の影を切り離し、魂と決別する漁夫。魂は再び肉体とひとつになろうと、漁夫を誘惑します。

詳細画像
人魚への愛と、魂による誘惑との狭間で揺れ動く漁夫。漁夫の愛を受けながらも、同時に彼の苦悩を感じる人魚。2人の喜びと苦悩に満ちた表現が、観客を作品の世界へと惹きつけます。

詳細画像
魂の誘惑に負け、人魚を裏切ってしまう漁夫。哀しみのうちに、人魚は命を落とします。演出・構成・振付の篠原さんの中で、ドビュッシーの音楽と、オスカー・ワイルドの物語が結びついたことにより生まれた本作。音楽と物語、そしてバレエが見事にひとつとなった、とても贅沢な作品でした。

詳細画像
上演から2週間後の7月初旬。いわきアリオス中リハーサル室には、再び下村さんの姿がありました。いわきでバレエを習う方のために、バレエワークショップを開催。公演を観にきてくださった方から感想をもらったりしながら、2時間みっちりとバレエレッスンを行いました。舞台上とはまったく違う、温和な表情の下村さん。つい先日、舞台上で観た憧れのバレエダンサーと、身近に触れ合いながらバレエに取り組むことで、いわきでバレエを習う方の夢を育むことができたと思います。

「アリオス・バレエシアター」は、バレエを観て楽しむだけでなく、いわきで生みだされるバレエも応援していきたいと考えています。もっとバレエを身近に楽しめるように、もっと多くの方に感動をお贈りできるように、「アリオス・バレエシアター」は進化していきます。これからも、どうぞご期待ください。

この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます。

    共通フッター

    PAGE TOP

    本サイトの著作権(copyright)