【事業レポート】第15回 たんけんアリオス(後編)

2015.9.3

【事業データ】
タイトル:第15回 たんけんアリオス
日時:2015年7月26日(日)〔午前の部〕10:00~12:00 〔午後の部〕14:00~16:00
会場:いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場
脚本・構成・演出:大信ペリカン(劇団シア・トリエ 主宰/福島市)
出演:客演/佐藤隆太(劇団シア・トリエ/福島市)都甲マリ子(playing 的戯 主宰/石巻市)
   小松大知(2年)、青木七海(2年)、鈴木佑弥(1年)
   演奏/坂井優海(3年)、遠藤咲希(3年)、宍戸彩菜(2年)(以上 磐城桜が丘高等学校演劇部)
撮影:田子和司
文:飯田能理子(広報グループ)

アリオスの舞台裏をたんけんしながら、舞台裏のお仕事を体験する、大人気のバックステージツアー「たんけんアリオス」。第15回となる今回は、名作絵本「すてきな三にんぐみ」(トミー・アンゲラー作)を題材に、大信ペリカンさんが脚本・構成・演出を担当。“たんけんアリオス”ならではの仕掛け満載の作品ができあがりました。
今回は、「第15回 たんけんアリオス」前編レポートに引き続き、【照明】【スポットライト】の模様をお伝えします。


【照明】
三にんぐみの部屋、月明かりの夜、教会前の少し怪しげな雰囲気……等、その場面の世界観をつくりあげる照明。
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三にんぐみの部屋の場面。暗闇や月明かりを照明で表現

シーンにあわせて細かくつくりこまれていることに、興味津々の子どもたち。2つの調光卓に分かれ、プログラムされたムービングライト(動きのあるライト)や背景のホリゾントライト(奥に設置されるホリゾント幕に色を当てるライト)を変える操作をしました。
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こんな目線でお仕事しています

ここではお客さんがお芝居を観る時の妨げにならないよう、インカム(ヘッドホンとマイクが一体となった劇場内通信機器)をつけスタッフの指示を聞く体験もしました。練習時間に、“夕焼け”等のお題にあわせて明かりの色をつくってみたりもしましたが、本番が始まるとお芝居の世界に入り込みながら真剣に機材を操作していました。
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スタッフの指示にあわせて、場面ごとの照明を変えていきます

【スポットライト】
子どもたちは、1階から4階のフォロースポット室に移動。
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自己紹介と機材の説明をするスタッフ。左手奥に黄色く見えるのが舞台です。

客席を真上から見る光景にびっくりしつつ、約25メートル離れた場所から、1台2,000ワットの明るさの強いサーチライトを操作し、ステージ上の人や小道具等を目立たせます。
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1台ずつスタッフがついて、操作方法を説明します

役者の動きに合わせたり、狙った位置にライトをあてたり、点滅させたり……スタッフの指示に合わせて重い機材を操い、難しいながらも笑顔で取り組んでいる子どもたちが印象的でした。
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こんな風に光の線ができます

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照明機材は熱いので、手袋をして操作しました

今回は、第15回にして初めて“生演奏”をとり入れた本格的な「音楽劇」スタイルで行ったことも特徴。楽器隊(クラリネット、ユーフォニウム、パーカッション)には学生の役者と同じく磐城桜が丘高等学校 演劇部の生徒3名が参加し、今まで以上に、若い力が舞台に華を添えてくれました。
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楽器隊は、舞台袖で演奏。物語が動くきっかけにもなる重要な役割を果たしてくれました

参加者の皆さん(親御さんも)からいただいたアンケートには、ありがたいことに「色々な体験ができて楽しかったです、また参加したいです」という感想、舞台機材や三にんぐみ、出演者等のイラストが描かれた素敵なお答えを多くいただきましたが、印象的なものをいくつか。

・1番最後に、盆を回したのが楽しかった
・「すてきな三にんぐみ」の本を読んでみたい
・どろぼうの歌が面白かった
・サーチライトは重くて大変だったけど、楽しかったです
・私たちのために大きな声でやってくれた、面白かった
・普段は見られない場所を見られて嬉しかった
・ところどころにくすっと笑える演出、楽しいリズムや音楽、そしてその音楽が生演奏だったこと、素晴らしかったです
・アリオスの裏を知れてよかった。説明が分かりやすく丁寧だった。
・舞台を観ると騙してきたので、まさか自分がお芝居に参加できるとは! 大喜びだったようです。準備される方は大変だったことと思いますが、子どもたちは本当に楽しかったようで、いつもは返事もしない息子も、ここではしっかり返事をしたりして、普段は見ない顔を見られた気がします。ありがとうございました。

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最後の場面、金と銀の紙吹雪が美しく舞いました!

「憧れの職業・お仕事は何ですか」という質問欄には、「音響」や「照明」「舞台」という答えもみられ、「たんけんアリオス」が、舞台の仕事の魅力を伝える一端を担っていたら本当に嬉しいことだな、と感じた「第15回たんけんアリオス」。次回は12月、クリスマスの時期の開催です。どうぞお楽しみに。

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