第7回 フラガールズ甲子園、高校生スタッフ奮闘記(1)〜アナウンス篇

2017.8.23

文:長野隆人(いわきアリオス広報グループ)

2017年8月11日(金・祝)に、いわきアリオス大ホールで「第7回 文部科学大臣杯 全国高等学校フラ選手権 フラガールズ甲子園」が行われました。略して“フラ甲”と呼ばれもするこの大会では、「フラガール」でおなじみのレジャー施設、スパリゾートハワイアンズが立地する福島県いわき市に、フラとタヒチアンダンスを学ぶ全国の高校生が一堂に会して日本一を競いあいます。東日本大震災が起きた2011年の第1回は東京の秋葉原で開催されましたが、翌2012年からはここいわきアリオス大ホールを会場に熱戦が繰り広げられております。

第7回の今年は、北は秋田県から南は鹿児島県まで25校、279名の生徒が出場。地元福島県いわき市の福島県立好間(よしま)高等学校ウイラニ・オーラパ14名の皆さんが、4回目の参加にして初の最優秀賞、文部科学大臣杯を手にしました。

福島県立好間高等学校(撮影:福島高専写真部)
(撮影:福島高専写真部)

震災後、全国から寄せられた支援への感謝と、復興への願いを届けるため2013年秋に結成されたチーム。1期生の時代から対外活動が盛んで、全国各地に感謝の舞を届けてきたほか、いわきアリオスでも「あそび工房」、アリオス・パークフェスなどで演舞を披露していただいています。おめでとうございます!

ステージ上で日頃の成果を披露して輝くのも高校生ならば、彼女/彼たちが気持ちよく踊れるよう場内アナウンスで送り出したり、大会の様子を取材し発信する取組みをしたりしているのも、高校生・高専生です。地元いわき市の生徒がこの仕事を担うようになって今年で5年目。いわきアリオスも、広報紙アリオスペーパーの編集ノウハウや、主催公演における高校生カゲアナの起用実績、また福島高専写真部の写真展を毎年行っていることなどを評価していただき、第3回大会から高校生スタッフの活動のお手伝いをしています。

今年は、福島県立磐城桜が丘高等学校の放送局の1、2年生3名が、競技前の学校紹介や曲紹介アナウンス25校分を担当。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

福島県立磐城桜が丘高等学校新聞局の皆さん7名は、フラガールズ甲子園のプレ大会で出場校のリーダーを取材したり、当日には、全国から応援に訪れた来場者に対して、大会の見どころを紹介した「号外」を配布し、フラガールズ甲子園の広報活動を手伝いました。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記
(7月29日、いわき明星大学で行われたプレ大会の取材に訪れた新聞局)

■7人が制作した「号外」はPDF版をダウンロードいただけます。
フラガールズ・タイムス2017 号外 開演直前号
フラガールズ・タイムス2017 号外 審査結果発表号

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

国立福島工業高等専門学校 写真部の皆さんも、客席内の様々なポイントに散って、高校生フラガールが一番輝く瞬間を逃すまいとカメラを構え続けました。彼/彼女たち高校生の活躍が、大会をさらに盛り上げ、高校生ならではの視点で、この大会の歴史を後世まで残す役割を果たしているのです。

今年の大会は、例年より2週間近く前倒しされ、お盆前に開催されました。そのため、高校生スタッフの準備期間も、いつもよりタイトなものになりました。

会場アナウンスを担当した磐城桜が丘高校放送局は、いつもいわきアリオスの主催公演の開演前アナウンス(カゲアナ)も担当している皆さんで、そのフレッシュな声がお客さまから好評をいただいています。

磐城桜が丘高等学校放送局
(手前右から2年、高木啓佑くん、鈴木ひとみさん、1年、西山玲那さん)

毎年、7月末のNHK杯全国高校放送コンテスト(Nコン)や、全国高校総合文化祭(総文祭)の全国大会にも、アナウンスや番組制作で出場する強豪で、今年も、東京で開かれたNコンの翌日からフラ甲のアナウンス練習を開始。途中、宮城県仙台市の総文祭にも参加しながら、何度も読み合わせの時間を確保し、大会に臨みました。

磐城桜が丘高等学校放送局

7月28日(金)の読み合わせ初日には、いわきアリオスのラジオコーナーを担当しているふくしまFMの矢野真未アナウンサーが、生徒のアナウンスを聞いてアドバイス。同じアナウンス原稿をプロが読むとどうなるか、実演してみせました。

自身も高校時代は出身地の愛媛県で放送部の活動に情熱を注ぎ、全国大会出場経験もある矢野さん。当館が震災を経て全館再オープンする2011年11月に、初めての試みとして高校放送局員のカゲアナを起用したときから、折に触れてカゲアナの注意点についてお話しいただいております。その最初の高校生は今春大学を卒業し、社会人になりました。時の流れの速いこと。

磐城桜が丘高等学校放送局

読み合わせの後は、ふくしまFMの番組内にあるアリオスのコーナー「いわきアリオス アートジュークボックス」の収録も行い、大会への意気込みを語ってもらいました。

磐城桜が丘高等学校放送局

出場校のリハーサルが行われる1日前、8月9日(水)にはアリオスの大ホールに入り、舞台監督および実行委員会の皆さんと打ち合わせや場当たり(開閉会式の立ち位置の確認など)、台本の読み合わせを行いました。リハーサルを支障なく運営できるよう、スタッフサイドの事前準備とコミュニケーションは念入りにしておきます。

磐城桜が丘高等学校放送局

当日までには、原稿や段取りの細かな変更や、追加されたアトラクションの原稿などが増えましたが、前回の大会もアナウンスで参加している2年生の鈴木ひとみさんを中心に、しっかり対応。各校のハワイ語でのチーム名も、それぞれが呼んでいるイントネーションに合わせようと1校1校に確認をとっていました。

福島県立磐城桜が丘高等学校放送局

リハーサル、本番を通して、舞台袖は出場者の緊張が頂点に達するスペース。何とも言えない雰囲気が常に漂っていますが、放送局の3人は、本番でも落ち着いて素晴らしいアナウンスを披露しました。

鈴木ひとみさんの完璧なアナウンスは、事務所のモニターで聞いていたアリオスのスタッフも「大人っぽい声で、いいアナウンスだったね」と絶賛。高木くんと西山さんは本番にとても強く、練習以上のアナウンスを聞かせてくれました。最初の読み合わせの日、ふくしまFMの矢野さんが「練習で120パーセント頑張って、本番で8割以上発揮できれば」とおっしゃっていただけに、これもすごいこと。今後の活躍が楽しみです。

こうして、3人が3人とも「出場校の高校生たちを声で応援し、送り出す」という大事なミッションを無事に達成しました。
本当におつかれさまでした!

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記
(つづく)


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