平成29年度上期の防災訓練を行いました

2017.10.11

平成29年度 上期防災(自衛消防)訓練

日時:2017(平成29)年8月22日(火)13:00〜16:00
場所:いわき芸術文化交流館アリオス 全館
文:佐藤よしのり(広報グループ サブチーフ)
写真:鈴木宇宙


こんにちは。今年度も引き続きいわきアリオスの防災訓練プロジェクトのリーダーを務めます。広報グループの佐藤です。8月に実施しました平成29年度上期の自衛消防訓練(防災訓練)について報告します。

はじめにいわきアリオスでは所属課を横断した形でスタッフ内・防災訓練プロジェクトチームを作り、そのメンバーが中心となって訓練内容を考え、所轄消防署の監修のもと、年に2回の訓練を行っています。

第1部は講座形式をとり、プロジェクトリーダーである私、佐藤より「火災の基礎知識」について話しました。これは「防火管理者講習」でもいの一番に取り上げられる内容なのですが、「燃えるってことはどういうことなのか」「火災とは何なのか」「煙の中身は何なのか」あたりを話しました。そして「災害時の集団心理」についても自分が受けた講習の受け売りではありますが、スタッフ全員が知っておいて良い知識と考え、座学を実施しました。


続いて音響部の藤森俊至が、日頃から館運営で使用している館内PHSと無線機を例に挙げ、それぞれの特長、または災害時におけるデメリット等を交え、こちらも「そもそもPHSとは何なのか」「無線機での通信の特長」「アリオスの建物構造から考えるメリット・デメリット」などを話しました。


当館に配備されている消火設備のうち消火栓は2種類あります。操作に2人以上が必要となる「1号消火栓」と1人での操作が可能な「易操作性1号消火栓」の2種類です。訓練を実施するたびに改めて確認するのがその使用方法です。オリジナルの操作解説映像(上・写真)を用いて火災時の動き方を復習し、前半の座学が終了しました。

第2部は館内の防火・消火設備、避難設備について、実際に館内を巡りながら触れる設備については触ってみようという班ごとのツアー仕立てにしました。


写真は操作に2人以上が必要な「1号消火栓」の先端部分です。腰がしっかり落ちている良い姿勢ですね。先端部分の操作では水を放出するに至りません。下の写真のように消火栓本体からホースにねじれが出ないように、また先端部分を持つ人と大きな声で連携をとりながら水栓を開くということをしています。火災を目の前にしているわけではありませんが、ホースの膨らみや、先端で受ける水圧を手の感触として記憶に遺すということは無駄ではないと感じます。


非常時にしか見られない防火設備に「防火扉」があります。延焼を防ぐ、煙が広がるのを防ぐという効果があります。非常時は煙・熱感知器により自動で閉まる「防火扉」。今回の訓練では建物のコントロールをしている中央監視室からの遠隔閉鎖により閉まる様子をスタッフに見てもらいました。


本館の2階に上がるとそこは吹き抜けとなっていて、太陽光が滝のように降り注ぐことから名付けられた交流スペース「カスケード」が広がります。その天井部分には「排煙窓」があります。煙は高いところへ向かうもの。上部に溜まってゆく煙を効果的に外へ排出するための窓です。(下・写真)

この「排煙窓」作動は各階にあるスイッチを押すことで開閉します。非常時にそこまで気が回るかどうか。たかがスイッチ、されどスイッチ、しっかり押すことができるかどうか。なによりも「一度やってみる」ということが生かされれば、訓練をした甲斐があるというものです。

皆さんがお勤めの場所、または普段買い物などをする多くの人が集まる施設などでの防火・消火設備設置は法令や規則で義務づけされています。私たちも4つのホール・劇場、その他練習室を持つ施設であり、最大3,000名以上のお客様が同時に滞在する施設でもあります。私たち職員はそれを常に意識しながら日夜業務にあたっております。「災害は忘れた頃にやってくる」のです。ましてや職員が忘れてはいけないのです。これからも「安全なアリオス」「もし何事か起きても命が守れるアリオス」でいられればと思います。防災訓練はその意識のねじを半年に1度、巻き直すものだと考えています。

最後に訓練にあたりご協力いただきました、当日ご来館の皆さまに感謝申し上げ、訓練の振り返りといたします。引き続きいわきアリオスをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


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