第7回 フラガールズ甲子園、高校生スタッフ奮闘記(2)〜「号外」奔走篇(上)

2017.8.24

文:長野隆人(いわきアリオス広報グループ)

2017年8月11日(金・祝)にいわきアリオスで開催された「第7回 文部科学大臣杯 全国高等学校フラ選手権 フラガールズ甲子園」。ステージ上では、北は秋田県、南は鹿児島県から集まった25校、279名の高校生フラガール(とボーイ)がステージ上で日頃の成果を披露しました。一方、大会の成功を支え、盛り上げようと地元の高校・高専生も準備を重ねて本番を迎えました。前回は、場内アナウンスを担当した福島県立磐城桜が丘高等学校放送局3名の活躍をお伝えしましたが、今回から2回に分けて「新聞」づくりに奔走した生徒たちの活躍を、アリオススタッフの視点からご紹介します。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記
(磐城桜が丘高等学校新聞局、前列左から2年生の鈴木美結さん、1年生の吉田 栞さん、2年生の蛭田 文さん、渡邉美南さん、後列左から2年生の佐藤 睦くん、1年生の松浦航太くん、2年生の菅野佑二朗くん)

新聞局の皆さんは、ふだんは学校新聞「桜丘(おうきゅう)タイムス」を発行するための取材活動を行っているほか、学校のWEBサイトに掲載する校内行事の報告記事や写真の撮影も担当しています。学校歴史の記録を担当している面々。対外活動としては、第3回フラガールズ甲子園から毎年、来場者に配る新聞の制作を担っており、大会の見どころのほか、開催地であるいわき市の魅力を発信してきました。

今年のメンバーはすごかったですね。
7人で、大会当日の開演前と終演後の2回、「フラガールズ・タイムス(号外)」を発行するという離れ業をやってのけました!

フラガールズタイムス2017号外 開演直前号 フラガールズタイムス審査結果号外
■新聞局が制作した「号外」はPDF版をダウンロードいただけます。
フラガールズ・タイムス2017 号外 開演直前号(表裏2面)
フラガールズ・タイムス2017 号外 審査結果発表号

新聞局も、本格的な活動は夏休みに入ってからと例年どおりの動き出しでした。ただ今年は大会の開催がお盆前に前倒しされたので、地元校の練習現場での取材や、「平七夕まつり」(8月6日、7日)のステージに出演した学校のリーダーへの直前インタビューを配信するには時間が足りませんでした。そこで、大会まで2週間を切った7月29日(土)にいわき明星大学で行われた「フラガールズ甲子園プレ大会」で、地元出場校8校のうち5校に、一気に取材を行うことにしました。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

取材は、各校の出番が終わった瞬間、リーダーに声をかけ、ステージ脇のスペースに誘導して行いました。
昨年、フラ甲の取材を経験している2年生記者は、さすがに声かけも慣れたもので、短時間で手際よく、高校生同士でしか引き出せないコメントを聞き出していました。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記
(取材を受けてくれる各校のリーダーの皆さんも校外活動が多いため、こういうときの受け答えがとてもしっかりしていて助かります)

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記
(取材の最後は「フラガールズ・タイムス」とともに恒例の「アロ〜ハ〜♪」で記念撮影。本番当日、また取材させてください!)

各校への取材記事は、リンク先でお読みいただけます。
◎「磐城桜が丘高等学校新聞局 追跡フラガールズ甲子園2017記事」◎
◆(1)福島県立湯本高等学校 篇(文:2年 蛭田 文(局長))
◆(2)東日本国際大学附属昌平高等学校篇(文:2年 菅野佑二朗)
◆(3)福島県磐城第一高等学校篇(文:2年 佐藤 睦)
◆(4)福島県立平商業高等学校篇(文:2年 渡邉美南)
◆(5)福島県立好間高等学校 篇(文:2年 鈴木美結)
◆(6)取材現場体験記(文:1年松浦航太、吉田栞)

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

出場校への事前取材の機会は限られましたが、その分「号外」の作戦会議の時間は例年よりも多めに確保しました。大会の開演前に配布する「号外」は、磐城桜が丘高校に来たことがあるハワイの高校生とLINEを通してインタビュー敢行し、本場のフラ事情を掲載することに。

  フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記
(1年生局員、航太くんとハワイ在住高校生ジャスミンさんのやりとりを、紙面で忠実に? 再現)

また、県外から応援に駆け付ける観客の皆さんに対して“インスタ映え”するいわきのオススメスポットを紹介したり、毎年かわいらしい衣装が話題になる地元の好間高等学校に、「衣装づくり」についてアンケートをお願いし、高校生ならではの視点を反映させた切り口が増えました。

各々調べたことや取材したことを記事にすると、局長の蛭田 文さんに集約。それがいわきアリオス長野に届くと、デザイナーの亀岡高幸さん(5年連続で協力いただいています)が紙面レイアウトに取りかかる算段に。最近の高校生は、記事の執筆も、原稿、画像、校正のやりとりもスマホを駆使して自在かつスピーディに行っており、パソコン→ガラケー世代の私(さすがに手書き原稿の世代ではない)は、ただただ驚くばかりです。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

8月9日(水)。大ホールでは舞台仕込みが行われ、翌日のリハーサルに向けた準備が始まりました。
新聞局はこの日から、いわきアリオス1階ラウンジの臨時プレスルームに移って活動を開始。組み上がりつつある「開演前 号外」の校正や、翌日に控えたリハーサルの取材の段取りを確認しました。

8月10日(木)大会前日、リハーサル日。
午前中にいわき市内の8校が、午後からは全国各地から集まってきた18校が順次、大ホールのステージ上で位置確認とリハーサルを行います。各校の制限時間は15分。例年、大会前のリハーサルでは出場校は客席に待機し、他校の様子を見ながら進行していましたが、今年はそれが一切シャットアウトされ、いつになくピリっとしたものになりました。

「開演前 号外」には、そんな緊張感をお伝えするべく、出場校からのコメントも掲載する予定でしたが、取材希望校は遠方から当日いわき入りする学校で、リハーサルの時間は夕方に集中。しかも、記事を書くのは1年生の2人だったため、できあがるまで一抹の不安がなかったわけではありません。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

しかし2人とも事前準備を怠らず、また先輩方のサポートもあって、初めての単独取材を無事に終えると、ほどなく記事を書き上げました。しかも、記事には独自の視点や感想もしっかり織り込まれており、読み応えがありました。えらい! これは来年以降の活躍にも期待が持てます(今年が終わっていない段階ですが)。

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

この日は午後から新聞局の顧問の豊田浩美先生(国語の先生)も来館。仕上がりつつある「開演前 号外」を細かくチェックしてくださいました。一文一文のニュアンスまで局員に尋ねながら、限られた時間のなかで記事をブラッシュアップしてくださり、「開演前 号外」の方は、ほぼ完成に! 

またこの日は、上級生を中心に、当日の終演後に発行する「審査結果速報 号外」の作戦会議をしていました。
発行まで24時間を切っている時間ですが、もちろんこの時点で、こちらの「号外」はカゲもカタチもありません。
本当にガチンコに近い状態で作ります。
審査結果が閉会式で発表されてから終演までの時間は、数十分もありません。場内が沸きかえるなか、審査結果を間違えず書き留め、記事を確定させ、ステージ写真を決め、デザイナーが紙面を構成、そしてアリオス館内の輪転機で印刷し、配布に走る……。間に合わなければ、すべての努力は水の泡になります。連係プレーがカギを握ります。

今回は、リハーサルの様子をほぼすべて“定点観測”した局員の予想も加味しながら、市内・県内の学校が優勝したパターン、県外の強豪校が最優秀を取ったパターン、初出場校が栄冠に輝くパターンなどを想定。どんなケースにも対応できるよう、上級生が分担して原稿の骨子を考え、本番に備えるようにしました。

そしていよいよ8月11日(金・祝)。
大会当日の朝を迎えました。(次回へつづく)

フラガールズ甲子園高校生スタッフ奮闘記

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