【さきどりアリオス】うるしさんとともに、漆をめぐる旅へのお誘い(上)

2018.2.2


「“ふたり”がつくる世界に触れる」は、2016年度から始まったシリーズ。“2人”で活動するアートユニットとともに、約1年同じテーマでその方たちの活動の原点に迫るイベント・ワークショップを開催していきます。コミュニケーションの基本になる“ふたり”をキーワードに、生活や日常に隠れた面白さをあぶり出し、皆さんの暮らしをちょっと「いいな」と思えるヒントになれば、とお届けしている企画です。

撮影:鈴木穣蔵 *をのぞく
文:飯田能理子(いわきアリオス 広報グループ)

昨年度のキノ・イグルー(移動映画館の2人組)に続き、第2弾となる今回は、漆作家の2人組 うるしさん(村田優香里さん、坂本恵実さん)とお届けしています。

うるしさん(村田優香里さん、坂本恵実さん)

私がうるしさんを初めて知ったのは、数年前に横浜を散策していた時。通りすがったカフェか何かのチラシラックで、うるしさんが当時、神奈川県のあざみ野アートギャラリーで講師をされていた「金継ぎ*のワークショップ」のお知らせが、ふと目に飛び込んできたことがきっかけでした。その頃、ちょうどこのシリーズの企画を思案していた時で、「漆作家で2人組ってなんだか面白いな、この方たちに会いたい!」という想いが募りました。以前より、割れた器を直そうと考えていたために、機会をつくってお会いすることができ、その気さくな雰囲気に魅了され、ぜひうるしさんと、いわきで面白いものを見つけていきたい、とこの企画がスタートしました。
*漆を使って器を治す技法

うるしさんが初めていわきを訪れたのは、昨年(2017年)の2月。まだ寒さの残る頃でした。まずはアリオスの劇場内を一回りしていただき、劇場施設としてのアリオスを見ていただきました。
*
中劇場の重厚な舞台機構に驚くうるしさん

うるしさんと何度か話し合いを重ねてたどり着いたのは、2人が大好きな“旅”をテーマに、1年間の企画を構成していくというものでした。福島には、日本を代表する伝統工芸・会津塗もあり、うるしさんが以前知り合った漆刷毛の若手職人さんもいたり……福島はうるしさんにとって、気になっている土地の一つであるものの、あまりご縁が深くなかったとのこと。これを機にうるしさんが漆をキーワードに福島を旅して、トークイベント等で出会うお客さまと共有することで、縄文時代から日本人の生活のそばにありつつも案外知らない素材・漆の魅力を紐解いていこうと、イベントの合間を縫った取材を続けていきました。

2017年4月 会津 NPO法人はるなか 漆部会 漆の植栽地での1枚。

<余談>


いわき出身のデザイナー、 にとうしん さんによる今回のイベントのフライヤー。うるしさんたちも大満足、お客さまからも「とってもいいね」とお褒めの言葉を頂戴するイラストも書いていただきました。昨年8月の「晩夏のトーク&デモンストレーション」今年1月から行っている「新春から始まる展示」でも有効に使っています◎

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