【スキマチイワキ 〜小川サイドストーリー】「スキマチイワキ meeting vol.9『しでかすさんと行く、ぶらり小川こめぐり 〜諏訪神社編』」 〈その3.JR小川郷駅〉

2017.10.7

地域とアートの今を見つめるプロジェクト「スキマチイワキ」。2015年のスタート以降、いわき各地に出かけては複雑に多様化する“いわき”を知る活動を続けてきました。そして、2017年3月25日(土)には「スキマチイワキ meeting」の第9弾として、小川町高萩地区でのリサーチをまち歩き企画に仕立てた『しでかすさんと行く、ぶらり小川こめぐり 〜諏訪神社編』を開催。平・常磐・泉地区などから13名の皆さんにご参加いただきました。小川サイドストーリーと題したこのブログでは、本企画の台本をアーカイブするとともに、様々な小川の表情をお伝えしていきます。今年、全線開通100周年を迎える磐越東線(いわき - 郡山間)の中でも、まちの記憶装置のような駅舎であるJR小川郷駅から。

出演:しでかすおともだち、山田広野、小川町の皆さん、スキマチイワキ meeting.9 参加者の皆さん
撮影:村井佳史(*を除く)

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<しでかすおともだち>は2006年よりダンサー・振付家の小林由佳と様々なアーティストが集まって結成された、きぐるみアイドルユニット。衣裳デザインは美術家・安部泰輔。本企画には、しでかすおともだちからウーシャカ、タブネイ、キットヒが出演し、活弁映画監督の山田広野(やまだ・ひろの)が進行を務めました。






小川こめぐり38分間ダイジェスト:JRいわき駅〜JRいわき駅 6番線ホーム〜磐越東線の車内

−−− 2017年3月25日(土)13時23分 JR小川郷駅ホーム

 

山田広野(案内役) −−− 皆さま、目的地の小川郷駅に到着いたしました。お足下、気をつけてお降りください。

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まずはこちら、駅名標をご覧ください。
小川郷駅。ローマ字にすると右から読んでも、左から読んでもOGAWAGOです!



この小川郷駅の開業は大正 7 年(1915 年)でございます。当時は石炭が発見され、採掘の始まった福島炭坑が第一次世界大戦で増産輸送に迫られたこともあり、磐越東線では平 ー 小川郷間が一番先に開通いたしました。今年、開業 102 年を迎えたこの小川郷駅。 かつては石炭だけでなく木炭・木材・石材・粘土、それに梨などの農産物の出荷も多く 小川町の玄関口として大いににぎわいました。
戦後は駅前のセメント原料粘土の積み出し駅として、一時は駅員 30 名を超すほどの駅でしたがエネルギー革命による石炭・木炭等の衰退、マイカー時代の到来などにより、年々乗客が減少し平成元年(1989年)3 月、無人駅となりました。

それでは、こちら駅標の前で記念撮影をしたいと思います。



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小川郷駅と二ツ箭(ふたつや)山

あちら遠くに小さく見えます山々、皆さまご存知、二ツ箭山といいます。
会津の民謡に「会津磐梯山は宝の山よー」という、謳い文句が出てきますが 小川に生まれ育った方にとっては二ツ箭山は文字通り宝の山であり、心のふるさとでございます。こちらの小川町で生まれ育った、詩人・草野心平の詩にも二ツ箭山のことが多く書かれています。

この二ツ箭山、頂上に巨大なみかげ石が2つに分かれてそそり立っていることからその昔、ふたまた山と呼ばれ、修験道(しゅげんどう)の聖なるお山として戦前はお滝から上は女人禁制でありました。また田畑を荒らしまわっていた赤い大きなイノシシが弓矢で打ち取られ、その身体から抜いた2本の矢を1本ずつ男山、女山にお納めしたことから二ツの矢、二ツ箭山と呼ぶようになったという昔話が残っています。二ツ箭山、休日は駐車場に駐車できないほど登山者でにぎわっており、10 月の下旬には 「二ツ箭山 秋祭り」も開催され、多くの人に愛されているお山です。 今回ご参加くださいました、健脚の皆様にも、ぜひ登っていただきたいと思います。



それでは階段をおりて下へ参りましょう。足元お気を付けください。

−−− つづく。




○バックナンバー
【スキマチイワキ 〜小川サイドストーリー】「スキマチイワキ meeting vol.9『しでかすさんと行く、ぶらり小川こめぐり 〜諏訪神社編』」 〈その1.JRいわき駅〉
【スキマチイワキ 〜小川サイドストーリー】「スキマチイワキ meeting vol.9『しでかすさんと行く、ぶらり小川こめぐり 〜諏訪神社編』」 〈その2.JR磐越東線の車窓から〉


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