西尾美也「感覚の洗濯」いわきツアー2017/2018に向け、リヤカーを改造しました

2017.9.28

モバイルランドリー

ファッションをテーマに国内外で活躍するアーティスト西尾美也(にしおよしなり)さんと始める、「西尾美也『感覚の洗濯』ワークショップいわきツアー2017/2018」。プロジェクトを始めるにあたって、その趣旨をビジュアル的に象徴し、かつ旅のお伴になるようなものを作ろうということで、2年前から実施している「スキマチイワキ」で活躍中の「リヤカー」を改造して“モバイルランドリー 感覚の洗濯号”をこさえることにしました。

もともと製作をお願いする予定だった方と最終的に都合が合わず、小名浜でのワークショップ初日から1週間を切ったタイミングで、いわきで唯一の現役の映画看板職人・松本正城(まさき)さんにご相談しました。すると窮状を察してか快く引き受けてくださいました。

松本正城さん
(アリオスペーパーvol41の表紙にも登場していただいた松本さん)

恐縮しながら電話をかけ、趣旨を話すと、
「本当によく次から次へと、おかしなことを思いつくねぇ」
と褒めてくださいました。半分呆れられていると思いますが(笑)。
その後、数分ほど念入りな打合せをするなかで、改造リヤカーのイメージが一気に脹らんだ様子の松本さん。通話の最後に、
「あの、缶詰の缶があるでしょう。缶に直接印刷されてないい、紙を巻いただけのがあるじゃない。それを4つほど用意できる?」
とだけ言い残すと電話を切りました。

モバイルランドリー

2日後のきのう(9/27水)、アリオスに姿を現した松本さんが抱えてきたのが、近くの山で切ったという山ざくらの枝と、年季の入った細い竹。
「アリオスペーパーの表紙になった看板にも描き込んだよね?  『幸せの黄色いハンカチ』にも出てくるような物干し竿。見る人がみれば、『昔はこんなだったね!』って、本当に懐かしい気持ちになると思うんですよ」
昭和の懐かしい、物干し竿の風情を、リヤカーで再現しようというわけです。

モバイルランドリー5 モバイルランドリー8

「子どものころ親父から言われて、こういうの作ったことを思い出したよ」
と言いながら、ものの1時間もかからないうちに車体に枝を固定し、竹を通し……モバイルランドリー仕様のかわいいリヤカーに変身完了です。このスピードには、居合わせたスタッフもびっくり。

モバイルランドリー9

さて用意した缶詰の缶なのですが、昔はこれを切断した枝の断面に乗せてフタをし、切り口に雨がかかって木が腐敗しないようにしたそうです。昔は、缶詰の缶に直接印字されるような缶は少なく、缶に巻いてある紙を剥がして、裸の缶を被せていたということで、「これをやると、また一気に雰囲気が出るんだ。缶の大きさはまちまちがいいね。ディティールにこだわるならこれくらいはしとかないと」と言い残し、さーっとお帰りになりました。これから缶詰を一生懸命食べて、リヤカーに使おうと思います。

モバイルランドリー10

テスト走行もしました。
これまで、数百個の人形をくくりつけた「トイザウルス」の姿をしていたリヤカーですが、それに比べたら軽い軽い。時折、金タライが支柱にぶつかって、いい音が出ます。写真のリヤカーはまだβ版ですが、ここに洗濯物やいろんな“感覚の洗濯”道具を引っ掛け、季節の風を感じながら、鼻歌を唄いながら、いろんなところに歩いて行こうと思います。

まずは、9月30日(土)の小名浜は横町公園に出動です! 午前10時から、みんなで一緒にお洗濯して、お昼を食べて、洗濯物のある風景をスケッチしましょう! 皆さんのお越しをお待ちしています!

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