【カンパニーデラシネラ】高校部活動めぐり 〜演劇部編〈その3〉

2017.12.1

12/2(土)・3(日)、いわきアリオスの小劇場で上演する、演出家・小野寺修二さん主宰のカンパニーデラシネラ『ロミオとジュリエット』。その魅力を高校生の皆さんにも届けたい! ということで、いわきアリオスの演劇・ダンス担当スタッフによるプロモーション活動「高校部活動めぐり 〜演劇部編」を始めました。その様子を紹介します。

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「【カンパニーデラシネラ】「高校部活動めぐり 〜演劇部編〈その1〉」(ふたば未来学園高校・平商業高校)
「【カンパニーデラシネラ】「高校部活動めぐり 〜演劇部編〈その2〉」(小名浜高校・磐城高校)

文:ハギハラヒロキ(企画制作課)



カンパニーデラシネラ『ロミオとジュリエット』を担当している前田百恵と一緒に、同じく演劇・ダンス担当スタッフである、わたくしハギハラも「高校部活動めぐり」をしておりました。わたしからは磐城桜が丘高校と、勿来(なこそ)高校での様子を紹介いたします。


福島県立磐城桜が丘高校 演劇部の皆さん

まずは11/7(火)に伺った福島県立磐城桜が丘高校(いわき市平)。10月末に開催された「いわき地区高等学校演劇コンクール」で見事、最優秀賞を獲得し、福島県大会へ向けた練習に励む演劇部の皆さんは、忙しい中でも温かくわたしたちを迎えいれてくれました。

 
誰もがよく知る、シェイクスピアの恋愛悲劇。それぞれのシーンがどんな風に表現されるのか? 前田百恵がその魅力を語ります

わたしが小野寺修二さんの作品を初めて観たのは大学生のとき。当時は「カンパニーデラシネラ」ではなく、「パフォーマンスシアター水と油」というカンパニーで活動されていました。あのときの衝撃は10年以上経った今でも忘れられません。大学生の頃に友人と劇団を立ち上げ、作・演出なんてことをしていたわたしは、観劇したときはなにかを「盗む」ことを心がけていました。もちろん、お金を盗むとかではなくて、演出の工夫や、台本の構成、照明や音響の使い方など、ひとつでも自分の糧にしようとしていました。そんなわたしが「水と油」を観たときの感想は、「無理だ。これは真似できない」でした。それほどまでに、大学生のわたしにとっては異世界で、現実の、しかも目の前の舞台で行われていることとは信じられない衝撃を受けたのでした。当時はセリフをまったく使用せず、身体表現のみでしたが、人や物が動いているだけで、ここまで雄弁に物語を語り、確固たる世界を構築できるのかと、心から驚きました。『ロミオとジュリエット』にはセリフもありますが、言葉と身体の関係性にもご注目ください。


ハギハラは12/16(土)開催「スキマチイワキ meetineg vol.12 劇団ごきげんよう」についても、猛アピールしてきました

話が高校演劇から逸れてしまいましたが、感受性の豊かな高校生たちに、この『ロミオとジュリエット』をぜひ観ていただきたいのです。「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクション」とは、アインシュタインの有名な言葉ですが、演劇とかダンスの常識に囚われない小野寺さんの作品に高校生たちが触れることは、今後の人生において大きな財産になると思います。演劇に携わっている未来ある若者たちが、常識をぶっ壊すための感性を身につける機会になるはずです。


福島県立勿来高校 演劇部は現在部員2名。この日はもう1人の部員がお休みだったので、部長と顧問の先生にお話を聞いていただきました

そのような想いをもって、前田百恵とわたしは高校生たちへのプロモーションを続けてきました。最後はいわき市の南端、勿来町にある福島県立勿来高校に伺いました。桜が丘高校と同じく、福島県大会へ出場する勿来高校の演劇部は、なんと部員が2名。昨年までは1名しかおらず、今年度の大会出場が危ぶまれていたのですが、1人でも決して諦めなかった部長の情熱と執念が、県大会出場に繋がったのだと思います。

     
稽古をしていた体育館でお話をしました

伺ったのは11/27(月)で、県大会の3日前でした。「こんな遠くまですみません」と顧問の先生に言われましたが、こちらこそ、そんな忙しいときにすみませんでした! 県大会に出場したのは、部長の一人芝居。1時間の上演を、たった1人で乗り切る高校生の姿に、地区大会を観たわたしも感動しました。県大会が終わった直後になりますが、『ロミオとジュリエット』も観にきてもらえると嬉しいです。

カンパニーデラシネラ「ロミオとジュリエット」は、いよいよ明日の開催となります。当日券も販売しますので、このブログを読んで興味を持っていただいた方は、ぜひ小劇場までお越しください。当日券の販売は、各回開演の1時間前からとなります。皆さまのご来場、心よりお待ちしております!



■高校生の皆さんに観ていただいた映像はコチラからもご覧いただけます



カンパニーデラシネラ 白い劇場シリーズ 第1回公演『分身』ダイジェスト1・2(2015年/シアターΧ(カイ) 原作:ドストエフスキー「二重人格」 演出:小野寺修二)

■カンパニーデラシネラ『ロミオとジュリエット』
〔日時〕2017.12/2(土)18:30 3(日)14:00
〔会場〕いわきアリオス 小劇場
〔料金〕全席自由/2,000円 高校生以下 1,000円 ※3歳以下入場不可

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