【いわきアリオス10周年に寄せて①】いわき市文化協会 会長 田村学さん

2018.6.18

いわきアリオスは2018年4月8日で、開館10周年を迎えました。
これまでたくさんの感動と交流を生みだしてこれたのは、いわきアリオスにお越しいただいた様々な分野のアーティストの皆さまと、10年間応援してくださった市民の皆さまのおかげです。
「たくさんのつながり これからも」をテーマに、10周年という節目の年を過ごしているいわきアリオスですが、「これからも」という言葉は、「これまで」のつながりがあってこそ。
このブログでは、これまでお世話になった皆さまから、いわきアリオス開館10周年に寄せてお贈りいただいたメッセージや、来館時にお聞きしたお話をご紹介します。



いわきアリオス10周年に寄せて その1 田村 学さん(いわき市文化協会 会長)
文:ハギハラヒロキ(企画制作課)



来年、50周年を迎える「いわき市文化協会」の会長である田村学(たむら・まなぶ)さん。
「いわき市文化協会」は、1969年(昭和44年)に「いわき市文化団体連絡協議会」として、「加入団体の自主性を尊重し、相互の連絡協調をはかり、その発展を助長するとともに文化運動を通じて市民文化と教養の向上に寄与する」ことを目的に設立されました。2005年(平成17年)には「いわき市文化協会」へと名称を改め、その目的も連絡協調や教養の向上から、地域文化の振興と豊かなまちづくりに寄与するという、文化・芸術団体としてより積極的に地域とかかわる内容へと、一部改定されました。研修会や講演会の開催をはじめ、国際姉妹都市であるオーストラリア・タウンズビル市への文化交流訪問など、その活動は多岐に渡ります。
田村さんは、2009年(平成21年)から同協会の会長を務めるほか、同じく来年50周年を迎える「劇団いわき小劇場」の会長として、劇団設立の当初から数多くの演出を手掛けてきました。現在は劇団員を育成するため、ご自身が演出される機会は減りましたが、作品の本質を的確に捉え、それをいかに観客へと届けるかを見定める、田村さんの演出家としての視点は、今も劇団の作品づくりに欠かせません。
更に、いわきの劇団・芸能団体・鑑賞団体・企画団体が集い、演劇文化の向上や団体同士の研鑽を目的とする「いわき演劇の会」でも、昨年度までの17年間、会長を務めていました。「いわき演劇の会」とアリオスは、2013年度(平成25年度)に「リージョナル・シアター2013『東の風が吹くとき』」(10周年記念WEBサイト2013年度年表ページへ)、2016年度(平成28年度)に「リージョナル・シアター2016 いわき演劇祭2016」(10周年記念WEBサイト2016年度年表ページへ)を開催し、1つの劇団では実現が難しい大規模の合同公演や演劇祭を実施し、いわきの皆さまに演劇の魅力を知っていただく機会を生み出してきました。

いわきの文化・芸術を、先頭で牽引し続けている田村さんですが、いつもニコニコと優しく、誰にでも愛される人柄が魅力です。わたし自身も、企画制作課の演劇担当として、「いわき演劇の会」や「劇団いわき小劇場」には長らくお世話になっていますが、田村さんのことは“いわきの父”として慕っております。その人柄があってこそ、いわきの文化・芸術を牽引する会長という重大な役割を、長年続けてこられたのだと思います。
「いわき市文化協会」とアリオスが主催して2012年度から開催している「いわき文化復興祭」(10周年WEB記念サイト2012年度年表ページへ)は、2015年度から「いわき文化春祭り」(10周年WEB記念サイト2015年度年表ページへ)と名称を変えて、今も継続しています。2018年度も5月19日(土)・20日(日)の2日間開催し、大ホールでの芸能の部、アリオス館内での展示、平中央公園での出店と、110団体約1,100名の方が参加してくださいました。2日間の来場者数は10,000人を越え、春の恒例イベントとして、毎年アリオスに盛大な賑わいをもたらしてくれています。


2012年に開催した「第1回いわき文化復興祭」(撮影:村井佳史)

いわきの文化・芸術の発展に、そしてアリオスにとってもなくてはならない存在である田村さんから、「アリオスペーパーvol.60」に寄せていただいたメッセージをご紹介します。

 現在、1万2千人の会員が所属するいわき市文化協会は創会49年。アリオスでは、今年で50回目になる市民文化祭や、市内全域の文化・芸術団体が入れ替わり出演する「いわき文化復興祭」「いわき文化春祭り」を開催してきました。アリオスができ、市民会館の頃以上に市民の皆さんが本格的な舞台芸術に触れたり、アリオスの大舞台に立つ経験を積む機会が増えましたし、専門性の高いアリオスのスタッフと相互に関わることで、文化の中枢が生まれてきたと感じています。
 特に、2012年の春から毎年1回、5月に開催している「いわき文化復興祭」や「いわき文化春祭り」では、あの大きな舞台に立つため、芸術活動をする方たちがいつも以上に熱心に稽古をしたり、お客さまを“楽しませたい”という想いを強くしたり、違うジャンルとのコラボレーションをしたいという要望が増えたり…
市民の皆さんの意識も変わってきたなと思います。
 芸術や文化に触れることは、心を通わせ、人々の活動を活性化させる、1つの要素。そして、
文化でつながる“縁”を大切にしていくことが、人づくりや街づくりの基礎をつくっていくのでは、と感じています。今後も多様なものを受け入れ、文化・芸術が本来もつ“慈しむ心”を育てながら、いわきが今までにないものを生み出す場になるよう、協力していきましょう。

これからも、田村さんをはじめとする「いわき市文化協会」の皆さまとのつながりを大切に、いわきを文化・芸術が盛んな、豊かで楽しいまちにしていきたいと思います。
最後に、2018年5月19日(土)・20日(日)に開催した「第4回いわき文化春祭り」の一部をご紹介します。(撮影:布施雅彦)


ライリッシュ Blue Sea「オカリナ演奏」


津軽三味線光豊会「秋田甚句太鼓踊り」


いわき市立渡辺小学校(5年生)「豊年太鼓」


胡蝶桐乃会舞蝶蘭「舞蝶蘭JAZZ」


いわき芸能倶楽部(大ホール ホワイエ)


いわき絵手紙の会(アリオスラウンジ)


劇団いわき小劇場「お芝居であそぼう!」(キッズルーム)


うつくしまYOSAKOI「よさこい演舞」(平中央公園)

***

今後も、定期的にアリオスに寄せていただいたメッセージを紹介していきます。
アリオスの10年間のあゆみを振り返ることができる「いわきアリオス開館10周年記念WEBサイト」もどうぞご覧ください。

関連イベント

この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます。

    共通フッター

    PAGE TOP

    本サイトの著作権(copyright)