【さきどりアリオス】おもちゃクリニックスペシャル! 院長の治療日誌公開

2018.7.31

おもちゃクリニックスペシャル画像
文:永沼絵莉子(広報グループ)

 海の日も過ぎて、来週からはいよいよ待ちに待った夏休みシーズン。今年は梅雨明けが早く、すでに連日もわっとするような暑さで、8月になったらどんだけ暑くなっちゃうんだろう……と気が遠くなります。
 しかし、こどもたちにとっては楽しみで仕方ない夏休み! もうすでに夏のおでかけの予定を立てたご家族も多いのでは?
そして夏休みのおでかけと同じくらい、大切で、大変で、「今年はどうしようかな……」とこどもたち(とお父さんお母さん)の心の中を占めているもの……そうです、夏休みの宿題。
 中でも特に、「今年はどうしようかな……」の種なのは、自由研究ではないでしょうか? この時期になると、本屋さんにも自由研究向けの科学・工作キットが並びます。
 ただ、そのキットの中のどれにするか、お父さんお母さんがお休みの日のいつに実行するか、どうまとめて提出するか、悩みは尽きませんね。宿題の進行に関しては、こどもたちよりも、お父さんお母さんの方が気を揉んでいるのでは? と思います。


 さて、そんな自由研究に頭を悩ませている皆さまに、(今年も)朗報です!
 自由研究には、毎年夏の恒例イベント「おもちゃクリニックスペシャル 大切なおもちゃを自分でなおそう」がおすすめですよ!

おもちゃクリニックスペシャル画像

 おもちゃクリニックとは?
 アリオスで月に1度開催している「あそび工房」で2014年12月から開院している「おもちゃの病院」。うっかり落として部品が外れてしまったおもちゃ、音が鳴らなくなってしまったおもちゃなどを、おもちゃドクターが治療してくれます。
 治療のモットーは、「元の姿に戻して退院してもらう」「病気の原因をはっきりさせる」「治療の内容を伝える」「退院したおもちゃを使うときの注意事項を伝える」で、退院の際には上記のことを記したカルテを一緒に渡しています。


 そして、おもちゃクリニックスペシャルとは!
 こわれてしまったおもちゃを、ドクターの力を借りながら“自分でなおしてみる”、2015年から毎年夏に開催している「あそび工房」のスピンオフ企画なのです!
 こどもたちにとって、はじめて握るドライバー。おもちゃを分解したり、ゆるんだネジを締めなおしたり、部品を交換したり……そうして再び組み立てて、元通り元気に動いた瞬間は感動しますよ!
 ドクターと一緒に考えたり相談したりしながら、おもちゃのこわれた原因や治療手順、再びこわれないようにするにはどうしたらいいか? を「作業工程表(レポート)」に記録していきます。デジカメやスマートフォンのカメラで、工程を写真にもおさめていくので、家に帰って模造紙に「こわれた原因」「作業工程の説明と写真」「今後こわさないためにどうしたらいいか」をまとめれば、自由研究の宿題にもなりますよ。
 今年もいろいろなおもちゃを持った子たちが来て、ちょっと緊張した、真剣な面持ちで工具を握って、やさしいドクターたちとお話しをして、なおったおもちゃをうれしそうに持って帰るんだろうなと、私も楽しみにしています。


おもちゃクリニックスペシャル画像

 とはいえ、ドクターたちは「おもちゃクリニック」で預かったおもちゃを、実際どんな風に治療しているのでしょうか?
 毎月発行している、子育て応援フリーペーパー『キッズ★アリペ』では、「おもちゃクリニック治療日誌」として、院長の秋田勉さんによるコラムを連載中。第1回が2014年12月発行のvol.29、8月末にはvol.72を発行するので、もう50回近い長期連載になります。毎回、そのおもちゃがこわれてしまった原因を推察し、経験に裏打ちされたヒラメキによって治療している過程をレポートしてくださっています。
 今回は、最新の2018.7/20(金)発行号 vol.71より、治療日誌を紹介します。普段の、赤と黒二色刷りの『キッズ★アリペ』では掲載できない、カラー写真とともにお読みください。





おもちゃクリニックスペシャル画像

おもちゃクリニック治療日誌 2018年7月
文:秋田 勉(「あそび工房」おもちゃクリニック院長・写真左)

「水を使う洗濯機なのに、スイッチに水が入って錆びてしまった」
 今回入院したのは、ミニーちゃんの洗濯機です(写真1)。
おもちゃクリニックスペシャル画像(写真1)

 洗濯槽の中の“羽根(写真2)”が左右反転しながら動き、水と洗剤を入れてハンカチくらいは実際に洗濯していたそうですが、スイッチを押しても、電池を交換してみても動かないので、診察を受けに来た、と話していました。早速中をのぞくと、汚れが目立ったので、入院して治療することにしました。
おもちゃクリニックスペシャル画像(写真2)

 まず全体をバラバラに分解して、部品1個1個の動きを確認しました。電池の配線も、洗濯機として大切なモーターの動作、“左右反転の機能”も含めて問題なく動きました(写真3)。
おもちゃクリニックスペシャル画像(写真3)

 しかし、電気回路基板の周辺が汚れていて、スイッチの金属部分は“サビ”もひどく、接触不良状態でした。この洗濯機のON/OFFスイッチは、独立したスイッチ部品ではなく、“2枚の金属板”を組み合わせてあり、指で押したときにそれがくっついて、電気が流れる構造でした。皆さんも身近なおもちゃで、スイッチを押すと「ペコッ!」という感触があるものを知っていると思います。この方式を“技術屋仲間”では、「ペコ板(ばん)方式」と呼んでいます。
 ON/OFFのそれぞれのスイッチの金属部分を分解して中を確認した結果、その状態から、次のようなことを考えました。
 それぞれのスイッチの隙間に水が浸入して錆びた(写真4)→それは“ただの水”とは違ったもので、含まれていた何かしらの成分が乾燥して残り、固まって、接触不良の原因になった(写真5)→その成分はおそらく、“洗濯用洗剤のカス”と思われます。
おもちゃクリニックスペシャル画像(写真4)  おもちゃクリニックスペシャル画像 (写真5)
 治療の内容は簡単です。
●スイッチの接触不良の原因となる部分を、ON/OFFの2個とも磨いて洗浄しました(写真6)。
おもちゃクリニックスペシャル画像(写真6) ※(写真4)(写真5)と比較してみてください!

●電気基板も錆びて汚れていたため、洗浄しました。
おもちゃクリニックスペシャル画像(洗浄前)  おもちゃクリニックスペシャル画像 (洗浄後)

●スイッチ部分にまで水がしみこまないように、スイッチの両面に防水処理を施しました。
おもちゃクリニックスペシャル画像(防水処理前) おもちゃクリニックスペシャル画像 (防水処理後)
これで治療完了です。あとは組み立てるだけ。ONスイッチを押すと洗濯機が動き出し、5秒毎の左右反転もしています。OFFスイッチを押せば停止しました。これで元気に退院できます!


***

「あそび工房スピンオフ おもちゃクリニックスペシャル 大切なおもちゃを自分でなおそう」は、8/3(金)の10:30~15:00に本館2階 カンティーネで開催します。
対象は、工作が好き・こわれたおもちゃを自分でなおしてみたい小学生。1、2年生は必ず保護者同伴でお願いします。
参加費は無料。こわれたおもちゃとその部品、治療工程を記録するカメラ(スマートフォンでも可)、お昼を挟むので昼食と水分補給するものを忘れずにお持ちください。
現在、申込受付中です! ご興味のある方は、アリオスチケットセンター 0246-22-5800までお電話を!

また、この日は「あそび工房」高校生スタッフによる企画 「見つけよう、絵本の海の仲間たち」
も同日開催! おはなし会やペーパープール、ぬりえであそびながら、絵本の海の世界を再現します。
こちらは、8/3(金)13:00~15:00の開催です。会場は、いわきアリオス本館2階 カスケード。参加費は「おもちゃクリニックスペシャル」と同じく無料です。こちらは、お申込み不要ですので、当日直接お越しください。



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